駅前のユニークな駐車場で観光キャンプ【ユーカラパーキングCAMP＠大沼】

1日を通してすっかり寒くなり、紅葉も見頃となりましたね。今回は、鮮やかな秋色を楽しむため、ちょっと遠出のドライブ＆キャンプ。大沼国定公園へ行ってきました。

新井満氏作曲の「千の風になって」が作られた地が大沼で、改札音楽にもなっているそうです。駅前にはレンタサイクルなどもあり、手軽に周辺を散策することもできます。

駅から歩いて5分の公園広場。大沼湖では、遊覧船やボートなどでのんびり水上散策が楽しめます。冬はワカサギ釣りも楽しめるそうです。

大沼国定公園は今、まさに紅葉の見頃。新日本三景、日本紅葉の名所100選にも選ばれていて、天気は若干良くなかったけど、それでも唸る美しさ。

私が行った日は、たまたまハロウィンイベントが開催されており、場内ジャンク・オ・ランタンがひしめき合って飾られていました！賑やかな様子が伝わるでしょうか。

会場は様々な催しが行われており、よさこい演舞や、シャボン玉のパフォマーさんなどを見ることができました。

楽しくなってきたことに加え、公園内の売店にて「大沼ビール」の樽生が売られていたので思わず買っちゃいました。地元のクラフトビールを飲みながら紅葉散策だなんて、ノンベイキャンパーにはたまりません。

今回利用させていただいたのは、大沼公園に隣接された駐車場にある通年利用できるオートキャンプ場。写真は、キャンプサイトからの眺め。正面に駒ヶ岳が望めます。駅からも、観光地からもすぐ側という、とても珍しいタイプのキャンプ場です。

ここの驚くべきポイントは、水場が温泉水だということ。しかも、飲用が可能！
温泉を飲用として登録するには保健所の申請など諸々大変なので、かなり珍しいことなのです。

温泉水の成分表を確認するとpH8.23なので、弱アルカリ性。洗い物の落ちが良いと聞いたのですが、それは納得できますね。
ちなみに、私が住んでいる地域の札幌の水（実は札幌市内でも、地域によって少々差があります）はpH7.2の中性なので、触れた感触から違いがわかります！
ここで豆知識ですが、国内で飲用が認められているのは、pH5.8〜8.6程度までになっています。

ちなみに場内には4つのサイトがあり、トレーラーハウスやキャンピングカーの方向けの区画サイト・RVサイトの他、パーキングキャンプサイト、オートサイト、そして今回私が利用したワイルドサイトなど、用途によって使い分けができるのも特徴。
道路からも近く、出入りがしやすい場所もあるので、これから雪のシーズンになると便利かと思います。

サイトの真ん中にはキャンプファイヤー用の焚き火コーナーが！年間を通して、音楽イベントやマルシェなどを開催している（前日も使用されていたとか）こちらのキャンプ場ならではの、輪を広げるためのコミュニケーションスペースなのだと思いました。
ちなみに私が今回利用したワイルドサイトは、焚き火台を使用すれば焚き火も可能。薪の販売もあります。

大沼といえば、「大沼だんご」と「鯉のあらい」。私は出身が道南のため、子供の頃から馴染み深い食べ物で大好物。キャンプでこれらが食べられるなんて最高すぎる！とテンションマックス。すでに大沼ビールも飲んでいたのもあり、とても上機嫌です。

季節外れではありますが、今回とてもラッキーなことに花火大会が開催されいて、自分のテント前で大きな打ち上げ花火を堪能できたのです！間近で見た大輪の花火は、本当に圧巻でした。

こちらのキャンプ場は、ペット連れにも嬉しいドッグランも完備！

そして入口前にはこども図書館も♪夏場はもっとキレイに花が咲いて、かわいらしいガーデンだったと想像できます。家族で楽しめるステキなキャンプ場です。

芝のオートサイト内にも新設されたキレイなトイレ！実は私が行った時は、まだ完成形ではありませんでしたが、出来立てほやほやで使用することができました。
そして隣には、まもなく洗い場もできるとのことで、ますます便利になりそうです。
そうそう、こちらのキャンプ場は、ごみの回収もしてくれるのも嬉しいポイントかも♪

帰りは、大沼湖畔を周遊して景色を楽しみながら走りましたが、絶景だなぁ、とニヤニヤ顔を綻ばせながら運転していたのはナイショの話です。笑

本当は、ボートやカヤックにも乗りたかったし、サイクリングもしたかったので、来年はそれらも含めて、またキャンプを堪能できたらいいなと思っています。
来シーズンの楽しみがまたひとつ増えました！！

・ユーカラパーキングCAMP