【神仙沼】ニセコパノラマラインドライブで絶景湿原へ

2022年10月08日
朝晩の空気もぐっと冷え込み、北海道も秋本番を迎えています。今回、ご紹介するのはニセコエリアの共和町にある湿原「神仙沼」。ここの見頃は10月の紅葉シーズン! 札幌から寄り道ドライブを楽しんでも、約3時間ほどの道のりです。クルマ&レンタカーで出かけてみてはいかがですか?
この記事を書いた人
松田謙介
緑豊かな札幌・南区在住のおじさんライター。釣り雑誌「ギジー」「ルアーマガジンリバー」編集部、旅行会社の観光情報編集部を経て、現在フリーランス。釣り・野あそび・山登りなど、自然に関連する執筆が好き。

羊蹄山の湧水で水分補給

今回は札幌から喜茂別町、真狩村を経由しながらドライブしました。道中の休憩スポットでは羊蹄山をパシャリ♬ チャリダーもニセコの秋を満喫しているようです。
ドライブ途中に立ち寄ってほしいのが「羊蹄山の湧き水」です。休日はたくさんの来場者で賑わっていますが、蛇口もたくさんあるのでそれほど待つことはありません。キャンプ&キャンピングカー用として、多めに汲むのもオススメです。


今回は愛用のアウトドアボトルに。冷たい新鮮湧水はドライブの最高のお供です。
すぐ隣には「湧き水の里」という豆腐店が隣接しています。湧き水を使った豆腐のお味はとても濃厚!お土産にするのもアリですね。


ニセコパノラマラインへ

さらにクルマを走らせ、ニセコ町から壮大なワインディングロードへと入っていきます。この「ニセコパノラマライン」は道道66号線のJRニセコ町駅~岩内町までをつなぐ道。1000m級のニセコの山塊の間をすり抜けるドライブは、かなり爽快です。

ニセコパノラマラインから見上げる山のひとつが「チセヌプリ」。ココはバックカントリースキーヤーたちに人気の山。(写真は春に、先輩スキーヤーとチセヌプリを訪れた時のもの)


真冬にニセコを訪れるのはなかなかにタフですが、4、5月の春スキーの時期は道路が乾いていることも多く、比較的安心のドライブを楽しめます。スキーヤー・スノーボーダーだけでなく、ソリを持参している登山者もいて、皆それぞれがバリエーション豊かに山を楽しんでいたのが印象的でした。


さて、今回のドライブのお話しに戻ります。ドライブ中、チセヌプリの反対側に位置するイワオヌプリの山肌を眺めてみます。
シラカバの木は多くのものがねじ曲がっており、この地域の冬がいかに厳しいものであるかを物語っています。

訪れた9月下旬、道路端には群生するススキが。ニセコの秋は一歩ずつ確かに深まっていました。

神秘的な湿原へ

さてさて、ニセコパノラマラインを走ることしばし。山裾をクルマで登り切った後に「神仙沼」は現れます。ココはその入り口。

神仙沼を含む自然休養林は多くの人が訪れるため、整備が必須。僕らの心遣いがその環境美化に役立っています。少しばかりの協力金はお支払いしていただけるとうれしいです。

しっかりと整備された木道。これは歩きやすい。
木道を歩いていくと、分岐点では必ずサインを設置してくれています。道を迷うことがないので、ビギナーにはとてもありがたいですね。
入り口から歩くこと15分ほど。神仙沼に到着! 昭和3年、ボーイスカウトの候補地踏査の中で見つけられ「神仙人の住みたまう所」との印象を受けたことからその名がついた神秘的な湿原。初夏にはチングルマやザゼンソウなどが湿原を彩ります。


でも、一番の人気シーズンは紅葉が美しい10月です。鮮やかな紅葉が神仙沼に鏡面のように映り込み、写真映えは必至。今回、訪れたのは9月下旬でしたが、また時期を改めて訪れたい。そう思わせてくれる静謐で美しいスポットでした。
散歩がてら神仙沼ドライブに連れ出した、我が家のわんこもうっとり♬

長沼とレストハウス

分岐点に戻り、10分ほど歩くと「長沼」という別のスポットにたどり着きます。こちらへの道は木道ではなく少しアップダウンのある山道なので、トレッキングシューズを履く方が賢明かも。


到着しました・・・が、やはり美しさでは神仙沼の圧勝ですね。時間のある方は足慣らしに訪れてみるのもいいかもしれません。
神仙沼の駐車場にはレストハウスがあり、カフェ時間やお土産探しを楽しむこともできます。


飲み物やデザートに加え、地元・共和町の食材を使ったパスタやラーメンなども提供されています。
ニセコドライブは寄り道を楽しむのがカギ。神仙沼でゆっくりと時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
標高の高い神仙沼は、気温が都市部とは大きく異なります。また、風が吹くと体感温度は一気に下がりますので、秋のドライブで訪れる際にはインナーフリースや薄手のアウターなど、上着を準備していくことをオススメします。
この記事を書いた人
松田謙介
緑豊かな札幌・南区在住のおじさんライター。釣り雑誌「ギジー」「ルアーマガジンリバー」編集部、旅行会社の観光情報編集部を経て、現在フリーランス。釣り・野あそび・山登りなど、自然に関連する執筆が好き。

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