かっこいいキャンプパパを目指すなら【ガサガサ】にチャレンジ♫

いよいよ北海道に本格的なキャンプシーズンがやってきました。 今回は、お子様が大喜びする“ガサガサ”のご紹介です！

気が付けば、季節はもう夏ですね！夏休みともなると、キャンピングカーやレンタカーにギアを積み込んで、お気に入りのキャンプ場、いつか行ってみたかったあのキャンプ場を目指すパパも多いのではないでしょうか。

ソトメシもキャンプの魅力。ソトで食べるご飯＆お酒は最高に美味しいですし、アウトドア用のコッヘルやシェラカップに料理を盛り付けるだけで、とても映えます。ああ、楽しみ！

でも、ただ映えればいいのかな。映えない全力キャンプも楽しいんだけどな・・・
ここ最近SNSを見ていると、どうもオシャンティなキャンプ写真の投稿が圧倒的に多く、おじさんキャンパーは引け目を感じてきました。
そこで今回は、なかなかSNSにはアップされないし、ギャルにモテる確率は低いけれど、キッズにモテることは間違いなしのソト遊び「ガサガサ」を紹介したいと思います。
この夏、モテるパパを目指して！
釣り取材歴10年超のおじさんライターの解説なので、かなりガチです（……この格好）！！

ガサガサとは足と網を使って、石の下や草むらから魚を追い込む遊び。人間の狩猟本能に直結しているので、キッズが大興奮するアウトドアコンテンツなのです。

北海道のキャンプ場には、きれいな渓流に併設されているサイトが多々あります。
石狩当別の「道民の森キャンプ場」もその一つですが、以前、友人家族と訪れた際に、ライター松田は衝撃を受けました。
多くのパパが金魚網を使って渓流の表面だけをなぞり、「お魚さん、いないね～」などと言っていたのです。パパさんたち、それは違う！　

本物のガサガサを見せてやる。アウトドアおじさんの本能に火がつきました。友人の長男は「とれた？　とれた？？」と常にくっついてきます。

小一時間のガサガサでとれた魚はフクドジョウ、カジカ、ニジマスの稚魚、ウグイとさまざまでした。魚とりの後は、全身びしょ濡れになりながらキッズと天然の水風呂遊び。歓声をあげながら大興奮する友人家族を見ながら、僕は確信しました。ガサガサはモテる！！！

僕がガサガサに使っているのは、このような網。20年ほど前に釣具店で購入したものですが、網の根元が太めの金属で補強されており、水圧に強いのが特徴です。
1万円ほどとお値段は張ったものの、一度も壊れたことがありません。でも、網はホームセンターで1000～2000円ほどで販売しているもので全然大丈夫。
金魚網は魚採集用ではないので、どうかこれだけはやめて～

これがガサガサ時の服装の例です。シューズはスポーツサンダルでも全然OKなのですが、石による怪我や虫刺されから肌を守るため、下半身はロングパンツ、もしくはハーフパンツ＋タイツを履くようにしています。

ココでワンポイント。「ウエーディングシューズ」というものを履くと、川歩きがぐっと楽になります。写真右がウエーディングシューズ。「水に浸かる靴」という目的の靴なんですよ。

ウエーディングシューズのソールは石上の苔やヌメリで滑りにくい「フェルト」や特殊な「ビブラム素材」を採用しています。一般的なトレッキングシューズ（左）のソールとは違いますよね。

本格的に挑みたい人は「ウエーダー」を購入するのもアリ。ウエーディングシューズとセットで着用でき、体を濡らさない特殊な仕様のウエアです。ただ、あまりに本格的なので、キャンプでガサガサを楽しむなら、繰り返しになりますが、足首を固定できるスポーツサンダルで十分です。

では実践。川の水が石に当たって白波が立っているようなところ。また、川、岸の倒木や草の根元を中心に狙ってみてください。カギは下流側に網を設置し上流側から足を突っ込んで石をひっくり返す、もしくは草木の根元を足で探るイメージです。

あくまで勢いよく、オトコらしく。「オラオラァ～！！」と叫びながらガサガサしても、キッズはキャッキャと笑っています。何も恥ずかしくはありません。

ガサガサを実演してみよう、と家族に協力してもらってとってみたのですが、いとも簡単にとれちゃいました。フクドジョウという魚です。
子供たちに生き物の姿を見せてあげること、一緒に名前を考えて覚えてもらうこと。これはとても大事な情操教育だと思うのです。

ガサガサで濡れたウエアは、自家用車であれレンタカーであれ、処理に困ります。そこで便利なのが「バッカン」という釣り用のアイテムです。強いターポリン素材で出来ていて、収納力も抜群。クルマの汚れを最小限に抑えるのにも役立ちますよ。

釣具店で数千円で購入できるので、キャンプギアの一つとして検討してみてくださいね。

簡単、お気軽にキッズと自然を共有する遊び「ガサガサ」。
今年のキャンプで挑戦してみてもらえると幸いです♫